いつも心にタイスマイル

AFSでタイ留学中高校生の奮闘日記。南部プラチュアップキーリーカンで大自然を満喫中。タイ語くんは最大のライバル。

タイでは英語の授業が3分間クッキングになりますよ


今日の英語の授業中、生徒が3分間タイクッキングを始めました。
平然と黒板の前でクッキングしてました。

ここまで来るかよタイの学校…
いや、フリーダムにも程があるんじゃね
ヽ(´・д・`)ノ

けれど悟った私は、最後に3分間クッキングに未来を見出したのだ!


3分間クッキングが始まったわけ

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3分間クッキングでも作られたタイ料理、ヤンウンセン

今回の英語の課題は「タイ料理を英語で紹介しよう」
友達は何日か前から英語でレシピを書いていました。

それを提出して終わりだろう、と言うのが私の予想だったけれども…

授業前後ろの方で、レタスとツナを取り出し何かしている友達…

あれ?

授業が始まった途端その子たちは前に出て、ツナサラダを作り始めました。

他のグループも次々にサラダや簡単に作れるタイ料理を披露。
もちろん黒板の目の前で。

自前の材料とボールを持って前に並び、出席番号と名前を言っていく。
レタスを千切り、ツナをまぜ、ドレッシングを作り、まぜまぜまぜまぜ…

あの、今って英語の授業ですよね?

一応手順を英語で説明していますが、席が1番後ろの私には全く届きません。
キコエナイヨキミタチ(´;ω;`)


味見合戦

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だんだん、作り終わったチームの料理の味見を迫る人の移動が激しくなる。私もあちこち味見に回る。

ヤンウンセンという辛い麺、ラープという東北部の料理、よくわからない肉、きゅうり等…
あ、おいしいぜ。ひひ。私何もしてないけどな。ひひ。

もちろん、ますます英語なんて聞こえない。
正確に言うと聞く気もないんだ。ごめんね。

気づいたら、クラス40人の内、5人しか席に座っていない状態に。先生が叱っても、みんな食べ続けています。
おいしいもんねぇ〜

最後のグループが料理を終え、さすがにみんな席へ帰る。そして先生からの講評タイム。
「りらはどの料理が1番おいしかった?」

私は堂々と答えました。
「きゅうりです!」


3分間クッキングの利点

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なぜこんな凝った授業をしたのか。それにはタイならではの事情があります。

タイ人の英語の出来なささは深刻です。
EF社による世界70ヶ国の英語能力ランキングによれば、タイは62位。日本の30位と比べても遥かに低い順位です。

幼稚園の時から習っているにもかかわらず、日常会話レベルができる人にはめったに会うことができません。特に田舎で英語でコミュニケーションが取れるのは学年240人に1人程度。

海外に出ることを考えられない人が多く、英語なんて勉強しても意味がないと思っているとか…

3分間クッキングならば、楽しく英語を学ぶことができます。嫌々やる勉強よりも楽しくやる方が身につくのは明らか。

また、グループごとの課題にすることで、友達の宿題を写す防止にもなります。(宿題を写すのが当たり前なのがタイ)
自力で英語をやることで、普通の宿題よりも力がつきます。

他にやり方は無かったの?と聞きたくなりますが、みんなが楽しく、モチベーションを持って勉強するのが1番ではないでしょうか。


タイでどうやったら英語の重要性を伝えられるのか。鍵は3分間クッキングにあるの、かも。